もう少し♡ あと少し♡

2017年04月19日 22:59

 いつも、「タグを付けないと投票が無いー」と嘆いているうちのツイッターアンケート。
 タグを付けたときの投票者の内訳はいったいどうなっているのか、
 見ず知らずの人間の質問を探し出して答えたがっているヒマ奇特で親切な人が世の中にどれだけいるのか

 大調査。



 結果出た!
 
【質問】少し変な質問ですが……。
 あなたはどのような経緯で、「この」質問を見つけて、答えているのでしょうか?
 選択肢の前半三つは「通りすがり」の方、とします。
 
 質問に答えるのが好きで、いつもタグから探している  5票
 回答好きというほどでもないがたまたまタグで見つけた 2票
 質問に答える目的は無くタグからでもなく偶然見つけた 3票
 僕(飛田)のツイッターを日頃見ていて回答 3票

 
 でしたー。
 
 通りすがりの人が75%……。
 だよねー。
 
 つまり、僕がツイッターでなんらかの質問をした時、
 
 すぐに投票してくれるのがいつも見てくださっている読者の方で
 その後翌日までに投票してくれるのが通りすがりの人
 さらに再告知した時に投票してくれるのが時々見てくださっている読者の方
 
 ということになるのだろうか。
 
 そして世の中には
 「日頃から質問に答えたくてわざわざツイッターで探している層」
 が少なからずおられることがわかった。
 
 でもこの人達は、恐らく一般の方々なのであんまりエロいディープな質問はできないよね……。
 
 あえてタグを外して、うちの読者向けのアンケートを実施したとしても、動画を見るなどの手間がちょっとでも増えると、限りなく無投票に近くなる……。
 
 まあ仕方がないね。もともとフォロー0だし。
 今更フォロワーを増やそうとは思わない。
 人間関係こじらせ上手♡
 あんまり人気がありすぎてちょっとしたつぶやきにリプライが殺到して、ひとつずつ返答している人気ツイッタラーさんを見るとマジで「大変だなぁ」と思うし。
 
 でも58名様ものフォロワーさんがおられるので、
 もう少し
 あと少し
 ご協力いただいても
 



 
 投票ありがとうございましたー!




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まさかの結果

2017年04月14日 22:48

 アンケート結果ー。

【質問】雨の日の観光地で、あなたは友達とランチをする事に。しかし、第一候補の超人気店は、一時間程度かかりそうな長い列が。付近には同種の料理店(ただし美味しいかは不明・値段高め)と、普通のファミレスがあります。こちらはすぐ食べられそう。どのお店に行く?

 第一候補のお店の列に並び、雨の中ひたすら待つ 3票
 ファミレスでは来た甲斐が無いので同種の料理店に行く 2票
 食べ慣れていて、かつ値段安めのファミレスへ 5票
 友達の意見に従う 5票

 
 でしたー。
 
 まさかの
 ファミレス
 友達の意見に従う

 が同率一位。マジでー?
 食事にこだわりが無い人が予想以上に多かった。



 なんでこんな質問をしたかというと、先日某所に旅行に行ったんですが、その日はあいにくの雨にもかかわらず、ある料理店に長蛇の列ができていた。しかも、誰も傘差してないんだよー……。びっくりした。
 そんなに世の中の人は、行列に並んでまでも美味しいものを食べたいのだろうか、という疑問がその時生じたわけで。
 
 僕自身は写真をツイッターに載せたように、旅行先の食事にはあまりこだわりがない。
 もちろん美味しいものを食べたくないわけではないけれど、値段が数千円とかありえない高さだったりするならば、その分を他にまわしたほうがいいという考え。
 それに最近のファミレスは、そこそこ美味しくて、飲み放題のスープバーもついてて、しかも値段もお手頃だし、ね。
 
 このアンケートでは僕と同じ考えの人が多かったけど、3分の1の人は、あくまで旅行先の料理にこだわりたい、のかな。


 それはさておき一番驚いたのが「友達の意見に従う」人が予想以上に多かったこと。
 自分が食べたいものが食べられなくてもいいの……?
 みんな優しいんだね。キュン♡
 
 
 投票ありがとうございましたー。
 
 
 
 
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今日でお別れ

2017年04月11日 22:56

 xpの時と比べて、ほとんど話題になっていないが、今日はvistaのサポート終了日である。
 xpのサポートが終了した時は、みんなあれほど大騒ぎしたのに、今日はどのニュース番組も一切vista終了について触れていなかった

 と思う。


 当時でもvistaのサポート期間はあと3年しか残されていなかったわけだが、マスコミに散々脅されたのと、値段が折り合うのがそれしかなかったため急遽買ったvista機。
 この時windows7以上の機種を買っていれば、3年後の今、悩むことはなかったのだが……。
 

 もちろん、ただ手をこまねいてこの日を迎えたわけではない。
 半年ほど前、いろんな意味で大きな話題になりましたよね。windows10への無償アップグレード。
 それを狙っていたのだが
 vista対象外。


 次のステップ。
 サポート期間が過ぎても、vistaを安全に使える方法をネットで調べまくる。

・絶対にネットに繋がないで使い続ける
・linuxなど別のosに入れ替える
・一度クリーンインストールして、windows7などにアップグレードしてからwindows10にアップグレードする
・諦めて最初からwindows10が入っているパソコンを買う

 
 以上。
 何にしても金がかかる。
 どうすべ。

 できればxpにしろvistaにしろ、ずっと使い続けていきたかったのだが、あれだけ危険危険と脅されてはもう買うしかないじゃない……。
 
 悩んだ挙句
 ついに買ったさ。
 windows10入りノートパソコン。
 
 送料込みで中古1万円。
 そう、私の人生いつだって中古人生。



 そんなこんなでやっとwindows10を手に入れた。
 ただし、実際に買ったのは今から数ヶ月前のこと。
 サポート終了の直前に買っても、あたふたすると思って。
 
 
 実際に使用してみての感想。
 当たり前だがvistaよりは、フリーズが少ない。
 だけど、xpやvistaのようにシンプルではない。対応していない昔のソフトも多い。

 願わくば、このままずっと使い続けていきたいところだが
 どうなの、ゲイツ。

 
 そして、vista終了と同じ日に提供が開始された、windows10の大型アップデート。
 インストールに死ぬほど時間がかかり
 再起動にさらに時間がかかり
 アップデートが終了すればしたで
 これまで使っていたソフトが使えなくなったりと
 
 苦難の道はこれからも続く。



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 小説『むンむンぬれぬれ ~ハダカで潜入取材♡ の巻~』

小説『むンむンぬれぬれ ~ハダカで潜入取材♡ の巻~』のつづき

2017年04月01日 00:01

 じゃあ、続き書きます。(前半はこちら
 


 裸詣りが終わって、すでに神社に届けられていた服と荷物を持ったあたしたちは、裸男達専用に開放された、神社の近くの温泉に案内された。お湯から上がった後は、近くの集会所で料理が振る舞われるって事になってるンです。
 脱衣所でふンどしを解いて、生まれたままの姿になったあたしたちは、熱いお湯につかってやっと一息ついた。
 クマさンもあたしの隣で、ヒゲもじゃの怖そうな顔を緩めてお湯に浸かってる。褐色のにごり湯だから首から下が見えないのが残念ね。
 オジさン寒くなかったンですか、ってあたしが訊くと、
「若い頃から、冬でも外でよく素っ裸になってたからなぁ」
 って、平然と答えたンです。
 ……一体このオジさン何者なのかしら。
 湯船から出たクマさンは、桶に汲んだお湯を二、三回、仁王様みたいなゴツい体にかけてから、もう洗い場を出て行った。
(……えっ)
 あたしはもっとお湯に浸かってたかったけど、急いで体を洗ってオジさンの後を追って脱衣所に戻った。
 クマさンは、黒のトレーナーと作業ズボンを身につけていた。
「なんだ、おめえも上がったのか」
「ご自由にお使いください」と張り紙してある、洗面台の脇に積み上がったタオルでバタバタと体を拭いてるあたしを面白そうに眺めてからクマさンは、ふらりと男湯を出て行った。
 体に残った水滴を拭ききれないまま、超特急で服を着たあたしは、クマさンの後を追って男湯を出た。玄関にはクマさンはいなかった。
 靴箱から出したスノトレを履いて、あたし、急いで玄関を出た。辺りを見回すと、集会所とは反対側の道路を、トレーナー姿のオジさンがのしのし歩いている。
 あたし、つンのめりながらクマさンに走りよって、もう帰っちゃうですかっ、って尋ねた。
「ああ、これから仕事でなぁ」
 そして、クマさンはイタズラ小僧みたいな表情を浮かべると、
「田舎男たちのチンポ見たら、もうここにゃ用はねえしよぉ」
 ぐひひ、とスケベったらしい顔で笑った。
 あ、あのぉ、アレは……とあたし、右手の中指と左手の筒でズコズコと例のポーズを見せると、クマさン、ちょっと困った顔になって、
「ま、まぁ適当に楽しンでくれや」
 とだけ言った。それから一度あたしに背を向けかけて、「そうそう忘れとった」ともう一度振り返って、
「『あいつ』からおめえに伝言を預かっとる」
 伝言?
 あたしが首をかしげてると、クマさンは突然声を張り上げて、
「いつまでもグチグチしとらんで、さっさと俺たちの話の続きを書かんかっ」
 だとよ、と、ニッとむさ苦しい笑みを見せた。
「じゃあな」
 オジさンはそのまま雪道を一人で歩いて行った。
「あいつ」が誰なのか言わないまま。
 
 その後のことはちゃちゃっと話すわね。
 集会所で振る舞われたお料理とお酒をあたしたちはご馳走になったンだけど、だンだンと酔いが回ってきて一人、また一人と服を脱ぎ始めて、そして……始まったの。
 
 ――「はっけよーい、のこった!」
 
 ……そう、お相撲が。
 とはいってもみンな酔っ払ってるから、お相撲を取っているンだか、抱き合ってるンだか、なンだかわかンないグダグダな状況になってしまった。
 それを「くンずほぐれつ」といえば、そうなのかもしれないけど……。
 
   ♥
 
 年が明けて元旦の朝。
 パパはまた朝からどこかに出かけて行って、他の家族はデパートの初売りに出かけて行って、今家に誰もいないンです。
 リビングであたし、年末年始に撮りためたニュース番組のチェックをしていた。もちろン、各地域の裸祭りの話題目当て。
 さすがに家族の前で裸男チェックをするわけにもいかないので、去年のお詣りからずっと見られないでいたンです。
 今日のニュースからさかのぼって裸祭りのチェックをしていく。
 ついてだからパパの部屋からパソコンを借りて、テレビで録画ニュースを流しながら、「裸祭り探訪記」のフォトギャラリーを眺めていたンです。
 あたしのパソコンは未だにVi●ta。反応がいろいろとアレでイライラすることが多いので、パパが留守にしてる時はこっそり借りることあるンです。
 ギャラリーには、こないだの裸詣りの写真もアップされてた。着替え中の裸男達の写真から、お詣り中の写真まで、簡単な説明を添えて掲載されてる。いつものように胸毛やお尻のアップ、ふンどしのもっこりの写真が多くて目の保養になるわ。
 あたしは目を皿のようにして、あたしとあのクマさンが写ってる写真があるかどうか探した。あたしが写ってる写真は何枚かあったンだけど、全部カメラに背を向けていたり、顔が見切れてたりと、まともに写ってる写真は一枚もなかった。もちろンそのほうがいいンだけど。
 クマさンに至っては、どの写真にも一切痕跡すらなかった。
 ――まさか、幽霊?
 じゃないわよね、ちょっと短いけど足もあったし。
 ただ偶然なのかなンなのか分からないンだけど、あのお詣りの日にあたしの小説が久々にキン●ルで一部売れてたンです。
『琢蔵の純情』が。
 あたし、無意識のうちに、キン●ルの管理画面をもう一度確認しようとして、つい、パパのパソコンのブックマークを押した。
「……あ」
 それを見て、一瞬あたし、自分のパソコンと勘違いしたンです。
 だって「お気に入り」にずらりと並ぶサイト、あたしがよく閲覧する、殿方好きの殿方のためのアダルトなサイトとかなりかぶっていたンです。
 あたしの心臓、ドキン、ドキンと鳴り始めた。
 いけない事だとはわかっていても、あたしの指は次にピクチャフォルダをクリックしていた。
 そこには各地の裸祭りの名前が書かれたフォルダがずらりと並ンでいた。
 ――「裸祭り探訪記」に載っていた祭りと、全部同じ。
 あたしの指は自動的に、この前参加した裸詣りのフォルダを探し当てて、クリックする。
 そこには今、あたしが「裸祭り探訪記」で見たのと全く同じ写真が保存されていた。ただ、パパのパソコンのフォルダには、あたしが半泣きの顔でおミコシをかついでる写真が何枚かあった。
 ボーゼンとしているあたしの耳に、いつも見ているローカルニュースの女子アナの声が入った。
 ――『それでは続いて地域の話題です。昨日、裸男達が村を練り歩く恒例の伝統行事が行われました』
 画面ではふンどし姿の男たちが次々と樽に張った水の中に入っていく映像が映し出されていた。
『寒くないですか』
『いやぁ、丁度いいです』
 リポーターの質問に、肩まで水に浸かっている、あたしと一緒におミコシを担いだ巨デブが涼しい顔で答えていた。
「ズコズコ」が効いたのか、あたしの映像は使われなかったみたい。
 裸男達の鳥肌のアップのあと、画面は地吹雪の中お供え物を担いで、神社まで歩く裸男達の行列を映した。あたし、結構前の方でおミコシを担いていたンだけど、カメラの位置からはちょうど死角になっていて、ラッキーなことに顔は写ってなかった。
 一分程度でニュースは終わり。
 巻き戻してもう一回見てみたけど、やっぱりクマさンの姿はどこにも写っていなかった。
 でもそれとは別に、あたし、この映像にどこか違和感を覚えたンです。
 もう一回お詣りのシーンから、裸男以外の部分をじっくりと眺めてみる。
 裸男達に水をぶっかける見物人たち。
 男たちを撮影する素人カメラマン。
 その中にひときわ熱心に、裸男達に、見覚えのあるカメラを向けている、初老男性がいたンです。
 ――あれ、もしかしてこの人……。
 
 パパ?
 
 
 (終わり)


※この物語は、何から何までフィクションです♡


 もし、少しでも面白いって思っていただけたら、下の拍手ボタンを押していただけると、あたしの、励みになるンです。

小説『むンむンぬれぬれ ~ハダカで潜入取材♡ の巻~』

2017年04月01日 00:00

 吹雪が目に入って痛い。ヒュゴォォォと空気を切り裂くような音を立てて、目と鼻と耳とほっぺたを直撃する。
 おミコシを担いでるあたしの周りにはふンどし一丁の男達がわンさかいるというのに、とても目なンか開けていられない。うっかり目を見開いたら、そこめがけて弾丸でも打ち込ンでくるみたいに吹雪が襲ってくる。
 それにしても、このおミコシいったい何キロあるのかしら。肩に食い込ンでずっしりと重い。
 沿道の見物人は、はしゃぎながら次々と水をかけてくるし。足は痛いのを通り越して感覚がなくなってくるし。
 もう、最悪。
 あンまり寒すぎて、知らない間に涙が出てくるし。
 裸詣りのビジュアル的にはこれ以上ないほどいいンだろうけど、やってるからすれば、とンでもない地獄。
 なンでこンなことになっちゃったのかしらン。
 
 ――と、ちょっとベタな出だしで始めちゃったけど。
 あらためて自己紹介しちゃいます。
 あたし、官能小説書いてるンです。
 そンなに……うーン、まったく有名じゃないけど。
 詳しくはこちらを見てもらうことにして。
 でも最近はあまり小説書いてない。
 ううン、書いてはいるンだけど、なかなかキーボードが進まないの。
 どうしちゃったのかしら。更年期……じゃないと思う。まだ。
 
 若い頃に比べて執筆意欲、衰え始めているのかもしれない。
 困ったわね。
 商売あがったりだわ。
「商売」と言えるほど、稼いでるわけじゃないけど。
 というか、小学生のお小遣いにすらなってないけど。
 ただでさえお金ないのに、ボーっとしてたら干からびちゃうわ。
 このままじゃダメね。すぐに干からびババアになっちゃう。思い立ったら即行動よ。
 そンなわけであたし、ラッシュアワーの電車に乗ることにした。
 どうしてかって?
 すし詰めの乗客でむンむンの車内なら、きっとあたし、誰かにイタズラされるはずだわ。それをそのまま小説にすればいいの。ゲイ小説といえば「痴漢電車」よね。
 痴漢するのは犯罪だけど、されるのは犯罪じゃないし。もしかしたら気持ち良い思いできるかもしれない。一石二鳥ね。
 そうそう、そのときの服装なンだけど。
 痴漢されに行くわけだから、普通の服装じゃダメなわけよね。
 そこであたし、痴漢の人に目をつけられやすいように、
 レオタードかセーラー服
 を着ようかとも思ったンだけど、やっぱりここは無難に
 全裸にトレンチコート
 を着ることにした。これだと誰かに向かって前を開かない限り犯罪にはならないし。
 そもそもあたしレオタードもセーラー服も持ってないンだけど。
 もっと体が出来ていれば、ラグビーのユニフォームを着てもいいンだけど、さすがにそれは自信がない。あとプロテイン三十キロは飲まないとだわ。
 早起きして、自分の部屋で服を全部脱いで、昔、カタギのお仕事をしていた時に着ていた一張羅のトレンチコートを押入れから出してきて羽織ったンです。
 冷えたツルツルの生地が肌に触れて、ひゃぁぁっ、て声が漏れる。
 例年に比べて雪は少ないとはいえ、やっぱり十二月だし。
 ちなみにこのトレンチコートは、前の職場で人間関係がドロドロのグチャグチャのヌルヌルになって辞めてから、一回も袖を通していない。当然デザインも昔風で、アメフト選手かっていうくらい両肩のパットが盛り上がっている。
 コートの裾からにょっきりと顔をのぞかせているスネを、昔どこかのビジネスホテルに泊まった時にもらってきたビジネス用のハイソックスで隠して、家族の誰にも見つからないようにして、あたし近くの駅に向かうことにしたンです。
 この日はまだ雪がそンなに積もってなかったンだけど、それでも冷たい風が吹き付けてきて、コートの間から体を冷やしていく。いろンなところが縮こまっていくンだけど、電車に乗ったらきっと誰かが温めてくれるンだわ。すっごく、いやらしい手付きで。
 想像しただけでじゅン、ってなるンです。
 駅に着くまで、通学中の子供達、サラリーマン、ゴミ出しの主婦達とすれ違ったけどなンだか全員、ひょンな顔をしてあたしを見ている気がする。
 うーン……。
 気のせいねきっと。
 駅に着いたあたしは、券売機で切符を買って二階へと階段を上る。時刻は八時ちょっと過ぎ。
 ――『まもなく電車が到着します。白線の内側でお待ちください』
 自動アナウンスにあたし、期待が高まる。
 列車が来た。高校生たちを中心に結構乗客が乗っている。ドキドキ。
 ドアが開いた。さあ乗り込もうとあたしが一歩前に足を踏み出した時、
 アッ
 一斉に車内の学生がホームに降りてきた。
 あたしすっかり乗り込む気だったから、降りてくる学生たちのちょうど真ン中に邪魔するみたいに立ち止まってしまった。その時、
「チッ」
 って舌打ちと、
「おっさン邪魔くせえ」
 って二、三人の女子がささやき合う声が耳に入ったンです。
 まさかとは思うけど、もしかしたら「おっさン」ってあたしのことかしら……。
 あたし、カーッと頭に血が上っちゃって、
 何よこの小娘ッ、ションベン臭いあンたの●●●にあたしの●●●●●●ンでやるわよッ、てブチ切れそうになったけど。
 そもそもあたし、女に興味なかったンだわ。
 アッ、発車ベルが鳴った。
 ガーン。
 電車の中、ガラガラ、なンです。
 固まってるあたしの目の前でドアがプシュー、と音を立てて閉じる。
 そして、次の駅へと行ってしまった。
 あたし、誰もいないホームに取り残されたまま、それをボーゼンと眺めていたンです。
 
 ――あ、列車の風がコートの隙間からビューって入り込ンできて、
 こすれちゃって
 ゾクゾクしちゃう。
 癖になっちゃうかも♡
 
    ♥
 
 その後も乗る駅や路線を変えてみたンだけど(もちろン裸コートで♡)、結局あたし痴漢をされたり見たりすることなかったンです。
 列車が二両編成のワンマン電車で、さらにローカル線だった
 ところに問題があったのかもしれないわね。
 決してあたしの体に魅力がなかったからだとは思わない。思ってないし認めてもいない。
 ……ま、列車の中で、あたしの周りだけ一定の空間が開いていた気もするけれども。
 それにしても困ったわ。
 夜になって自分のお部屋に戻ったあたし、机の上で開いているノートパソコンの真っ白なテキストエディタを見てため息をつく。このままだとただプチ露出に目覚めただけのオジさンになっちゃう。
 痴漢電車以外に、ゲイ小説によくあるシチュエーションてナニかしらン。
 あたし、これまで買ったゲイ小説やゲイ漫画、ゲイ向けゲームをもう一度見直して――
 みようかなって思ったンだけど、今日の分のツイッター書くの忘れてたわ。
 とりあえずネタを考えてみる。
 ……(十分経過)
 …………(二十分経過)
 ………………(三十分経過)
 ダメだわ、なんにも思いつかない。
 完全にネタ切れね。
 こういう時はあたし、以前書いたツイートからネタを探すンです。
 あたしボーッと過去のつぶやきを眺めていたら、
 
 (…きこえますか…今…あなたの…心に…直接…呼びかけています…年始のテレビ…特番だけ予約して…安心していませんか…裸祭りと…初日の出を見る男湯の客のニュースを…忘れていませんか…元日の…ミニニュースが勝負です…民放もN●KもBSも…関係ありません…今すぐ予約をするのです…今すぐ)
 
 そうだわ、田舎といえば裸祭りじゃない。せっかく田舎に住ンでるンだから、それをネタにしない手はないわ。
 早速あたし、ネットで調べてみたンです。
 そしたら、来週に隣町で「裸詣り」が行われるっていう情報が。ナイスタイミングね。
 あたしルンルン気分で、神社の名前で画像検索したサイトの一覧から、あたしがピンと来た、「裸祭り探訪記」ってサイトのフォトギャラリーに目を通していった。
「あなたは●●●●番目のお客様です」とか「あしあと」とか、グニグニと動く矢印とか、九十年代にありがちだった素人っぽいシンプルなデザインだけど、裸祭りの写真はヒンパンに更新されてる。
 隣町の「裸詣り」の写真は、去年のが掲載されてて、村の会館に参加者が集まって裸になってふンどしに着替えるところから始まってる。その田舎の男性ならではの素朴な色気がむンむンと充満してて、あたし思わずじゅン、ってなっちゃった。あたしもどさくさに紛れて、着替えしてるところ覗けるかしら。
 それにしても、このサイトの写真、男たちのお尻とかふンどしの膨らみとか、ふンどしからはみ出したお毛々とか、やたらと下半身がアップになってるような気がするンだけど、管理人さン、本当に祭り「だけ」のファンなのかしら。一応「お気に入り」にはしておいたけど。
 続いて、吹雪の中大きなしめ縄を四、五人で担いで裸で歩く男たちの写真。
 みンな顔をしかめていて、すごく、寒そう。
 当日は、万全な防寒対策が必要ね。
 
    ♥
 
 大晦日を来週に控えた十二月某日。
 朝十時に家を出て乗り換えの駅で立ち食いそばを食べて、午後一時過ぎにローカル電車の無人駅を降りたあたしは、裸詣りの会場となる神社へと向かっていた。
 この村に来るのは初めて。トラさンの映画にでも出てきそうな、のどかな田舎の村って感じね。
 駅前から神社までの道案内看板が数十メートルごとに立ってるから、スマホを使わなくても迷わずに行けると思うけど。
 本当は家から車で来たかったンだけど、昨日パパに訊いたら、「明日は俺が使うからダメだ」って言われちゃった。あたしが買った車じゃないから、しょうがないわね。
 地吹雪が少し強く吹いていて、曇り空からは今にも雪が降り出しそう。雰囲気があるといえばそうだけど、この寒空にふンどし一丁で参加する人は大変ね。
 出かける前にパパから「今日は不審者みたいな格好するンでないぞ」と言われちゃったけど、さすがにこのお天気に「裸コート」で出かけるほどあたしだっておバカちゃンじゃない。ウルトラライトなダウンジャケットと、あったかジーンズ、インナーは上も下もヒー卜テックのゴクダンをばっちり着込ンできた。
 ポフッポフッ、とスノトレで雪を踏みしめながら、真っ白に降り積もった神社への雪道を歩く。
 ……アッ、曇り空から雪がちらほら舞い降りてきた。裸で歩くのはもちろン大変だけど、見てるほうも大変。
 お詣りが始まるのは午後二時からだから、まだそンなに見物人がいるわけじゃない。だけど、いくつかの家の前には水が張られたバケツが何個か用意されている。あの裸祭りサイトによると、景気付けだかなンだかでおミコシを担いでいる裸男達にお水をぶっかけるンだって。でも、今から出しておかなくてもいいのに。マジでお水も人も凍っちゃうンじゃないかしらン。
 今日のあたしの予定は、なにはともあれ着替え中の裸男達をスマホで激写、その後は沿道からお詣りの見物&引き続き撮影。むンむンむれむれの裸男達を生で見れば、きっと執筆のインスピレーションも湧くと思うの。
 本当はちゃンとしたカメラで撮影したかったンだけど、二、三日前までは確かにタンスの中にあったはずなのに、今朝はいくら探しても見つからなかった。あたしのウチって時々こういうことがある。ミステリーね。
 男達の着替え場所がどこなのかは知らないけど、とりあえず神社に行けばわかるかしらン。もし着替え中の撮影を断られたとしても、見るだけなら構わないわよね。こういう時(性別上)同じ男でよかった、って思うわ。
 だンだンと道が細くなって車一台ぐらいしか通れなくなった細い道を、道案内の看板に沿ってしばらく歩いてると、突然小さな神社が現れたンです。
 だけど、神社の職員? の人はいるみたいだけど肝心の裸男達の姿がない。どういうこと?
 あたしちょっと心配になってきて、その白衣と紫の袴を着たオジいさンに聞いてみたンです。そしたら、
「集合場所はここでねえど(ないぞ)」
 って言うンです。
 要するに、裸男達は村の中心部の公民館から一方通行でこの神社に歩いてくるので、スタート地点もその公民館らしいンです。
 ガーン。
 あたし泣きそうになりながら、ここから一キロほど離れた公民館に引き返していったンです。
 降りしきる雪で頭の上が真っ白になったころ、ようやく公民館に到着した。そこではお庭に太鼓やお供え物が準備されていて見物人がごよごよと集まっていました。人一人入れそうな大きな樽が五、六個おかれてるのがちょっと気になったけど。
 お囃子の太鼓や笛を持った村の人や、村のハッピを着たお世話係のオジさンたち、それからふンどしを締めた裸男の姿がちらほら見られる。お詣りに参加する殿方達の後に続いて、あたしも公民館に入って行った。
 玄関から上がってすぐに大広間なンだけど、あたしギョッとしちゃった。
 あっちを見てもこっちを見ても殿方の裸・裸・裸。年代は三十代ぐらいの殿方が中心で、下はお子様から上はオジいちゃンまで。ゴザの上でそれぞれのスペースを陣取ってふンどしを締めたり、村の人たちに締められたりしてる。当然一度全部モロ出しにしてから、ふンどしを付ける訳だけど、下の毛がボーボーすぎて完全にはみ出ちゃったり、お腹にさらしを巻いてもらうためにバンザイして脇の毛を丸出しにしている殿方もいる。
 殿方が裸になるのは銭湯で見慣れてるけど、それにふンどしを一本しめるだけで、ものすごくそそるンです。
 あたしカーッとなっちゃって、スマホを出すの忘れてじーっと見入ってた。
 そこへハッピオジさンの一人がやってきて、
「そろそろお詣りが始まるからおめえも裸になれ」
 ってあたしに言ッたンです。
 いやあたしこの村の人じゃないし、そもそもお詣りに申し込みしてないし。
「もう何年も前から村の参加者いなくなってまって、今は男だったら誰でも参加できるようになったべ。わざわざ東京から来てる奴もいるしのう」
 確かに耳を澄ましてみると標準語で喋ってる人が多いけど。
 いやいやでもあたしふンどしなンて持ってないし締め方も分からないし。
「でぇじょうぶだぁ、予備のふんどしがあるし、村の衆が手取り足取り締め方教えてくれるはンでの(からな)」
 いやいやいやでもあたし生まれつき虚弱体質だし、こンな寒空で裸になっちゃったら、軽く死ぬしッ。
 あたし、さンざン抵抗して逃げ出そうとしたら、誰かに後ろからがっしりと肩を捕まれた。オジさンのとンでもなくぶっとい腕で押さえつけられて、身動きできなくなったあたしのすぐ耳元で、
「終わったら温泉入って、メシ食って、そのあと、野郎同士でくンずほぐれつのヤリ放題だぜぇ」
 ダミ声の低音がねっとりと絡み付くように囁いてきた。むわン、とタバコと体臭の入り混じったオヤジ臭いニオイがあたしの鼻をくすぐる。
 あたし振り向いてオジさンの顔を見ると、口元を囲い込むようにぐるりとヒゲを蓄えたその強面の人は、スケベそうな顔でニヤニヤと笑ってた。上は「TAKU」なンとかって書いてある黒いトレーナーを来てるンだけど、下は……何も履いてない。毛むくじゃらで太腿の筋肉がパンパンに張っててちょっと短い足と同様の、太短いソレがボロン、とぶら下がってる。
 もしかしたらこのオジさンも「お仲間」なのかしらン。
 目を皿のように見開いて、オジさンのムスコを凝視しているあたしにダメを押すように、
「見てぇンだろ? 俺たちと一緒に裸になりてぇンだろう? おめえも自分に正直になっちまえよぉ」
 すっごくいやらしく、畳み掛けてきた。
 あたし、思わずジュン、って……。
 気が付くとあたし、オジさンに素っ裸にされて、ふンどしを穿かされていたンです。
 
    ♥
 
 午後二時。
 神主さン(さっきあたしが話を聴いたオジいさンだった)の祝詞の後に太鼓とお囃子が鳴り響き、一気にお祭りっぽいムード。
 この頃になると地吹雪がさらにひどくなってきて、遠くの山並みはもちろン、数メートル先まで見えなくなってきた。
 ハチマキを締めて、足袋とわらじを履かされた裸男のあたしたちは、お供え物をここから神社に運ぶという役割を、ハッピオジさンたちから仰せつかったンだけど。
 容赦なくビュービューと吹き付ける吹雪に、あたしはガタガタ震えながら自分で自分をぎゅっと抱きしめていた。
 さっきの「お仲間オジさン」は、平気な顔で腕組みをしてハッピオジさンの話を聞いていた。お腹は年齢なりに出てるけど、筋肉がものすごい。濃い体毛が分厚い胸板とふくよかなお腹を覆ってて、ホント人間に擬態した熊かゴリラかって感じだわ。
「それだばまずはこの水でみそぎを始めてけれ」
 えっ、ハッピオジさン今なンて言ったの。
 あたしが疑問を感じる間もなく、裸男達は次々と水を張った大樽の中に飛び込ンで行った。
 ちょっ……信じられない! 
 ドン引きしているあたしの腕を、ハッピオジさンズが二人がかりでぐいぐいと引っ張ってくる。
「ほれっ、テレビさええとこ見せてやれっ」
 腰が引けて泣きそうになっているあたしを、テレビカメラが狙ってる樽の前まで押し出したンです。
 絶体絶命! もう帰るあたし!!
「男だべや、さっさと入っちまえっ」
 男じゃなくていいッ!!
 オジさン達の手を無理やり振りほどいて逃げようとしたあたしの目に、さっきのクマオジさンの姿が映った。
 オジさン、ニヤニヤ笑いながら、あたしに向かって、右手の中指を、左手で作った筒の中にズコズコと出し入れしてるンです。
 ――あっ、これって……。
(終わったら温泉入って、メシ食って、そのあと、野郎同士でくンずほぐれつのヤリ放題だぜぇ)
 のことかしらン。
 このオジさンどうもウサン臭いし、まさかそンなことあるわけないじゃない、ッて思うンだけど、少なくともこのオジさンが「お仲間」なのは間違いないようだし……。
 そして、すっごくいい男だし……。
 五秒考えて覚悟を決めたあたし、樽の中にえいや、って飛び込ンだンです。
 ――アッ、すごい……。
 身を切るような氷水の冷たさが、体の奥までズーンと感じて……。
 あたし思わず(天国に)イッちゃいそうになったンです……。
 だけど、テレビに使われないように、カメラに向かって中指と手の筒をズコズコさせるのを忘れなかった。
 
   ♥
 
 裸男の体が完全に冷え切ったところで、いよいよお詣りが始まった。
 あたしたちは何人かにグループ分けされて、神社にお供えする鏡餅やしめ縄、おミコシを運ぶことになった。あたし、重い物系は断固拒否して御神酒の一升瓶を持つことにした――
 かったンだけど、ハッピオジさンに「それは子供の役目だべ」、と言われて、泣く泣く諦めたンです。その間に他の裸男たちの担当は決まっていて、残ったのは一番重そうなおミコシだけだったンです。
「おいおい人生終わったような顔してンじゃねえよ」
 クマさン(とりあえずの仮名)と同じおミコシグループだったのは不幸中の幸い、と言えばいいのかしらン。
「終わったら……な」
 クマさンに太い腕を肩に回されて、寒いのに顔がぼーっと熱くなった。
 筋肉男のクマさン以外には巨デブ小デブの裸男達が一緒のグループだから、まあ大丈夫よね、って高をくくってたンだけど、
「せーの、よいしょーっ」
 ――あっ……。
 重い。
 すっごく、食い込むンです。肩に。
 そのまま神社に向かって歩き始めたンだけど、脚がまっすぐ進まなくて、あっち行ったりこっち行ったりするンです。
 雪はさらに激しさを増して、目の中に雪が吹き込ンできて、とても目を開けていられない。全身に鳥肌が立って、奥歯がカチカチと鳴りっぱなし。
 それでも、前にいるクマさンをチラチラと見ると、毛むくじゃらでおっきいお尻を振りながら、威勢よくおミコシをかついでる。他の裸男達は(巨デブを除いて)みンな痩せ我慢のこわばった表情をしていたり、背中を丸めたりしてるンだけど。クマさンよく平気ね。
 おミコシの後を、お囃子隊がくっついてくる。
 神社に到着するまでの間、あたしテレビ局や一般人のカメラに映らないようずっと顔を下げて、極端な内股で歩いてたら――
 バシャーッ
 ――あっ……ぁぁぁ、ンンっ!
 いきなりぶっかけられたンです。沿道の見物人から冷たい水を。
 その後もあたし、何回も見物人から(水を)ぶっかけられて、ピクッピクッと体を震わせながらすすり泣いていたンです……。
 
    ♥
 
 それから、一日が経ちました。
 ……ハックション!
 家に帰ってきてからもくしゃみが止まらない。
 もしかしたら風邪、引いちゃったのかしらン。
 今日はあったかくして一日おとなしくしてなきゃ。
 
 ――え?
 
「クマさン」や「くンずほぐれつ」は、どうなったンだ、って?
 そうよね。みんな、あたしの体調よりもそっちのほうがダンゼン気になるわよね。
 だけど、ツイッターアンケートに協力してくれなかった人に、ホイホイおいしいところ見せるほどあたし、お人好しじゃないンです。
 
 というわけで、この話はここで終わっちゃいます。
 ごきげンよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 というのも、ちょっと大人げないわね。
 それじゃあ、この先は読みたい人だけ読めばいいと思うの。
 これまでの旅行日記と同じく、この続きは限定公開にして、パスワードはこの下の拍手ボタンを押せば表示されることにするわ。
 
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 最初から一円もいただいてないし。
 
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 続きも公開しましたので、そのままご覧ください。(2017.7.25)


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