ミニコント『大吾、キレる。』(前編)

2008年12月31日 23:59

 二〇〇八年十二月三十一日、夜十一時過ぎ――。

 日本中の多くの人々が仕事納めをして、穏やかな気持ちで新年を迎えようとしている中(そうでない人も今年は多いらしいけど……)、一人の無名のエロ小説書きはこの日も自分の部屋で半分壊れたパソコンと向かい合っていた。

 どうも、僕です(笑)。

 先日、無理にお休みを取らせていただいたこともあって、今年は年始に掛けて休みなくシナリオを書かせていただく予定だ。
 もちろん今日も、朝から一歩も外に出ずに担当しているゲームのシナリオを書いていたわけだが……。
 一人で。
「寒……ぅ」
 殺風景な六畳一間の部屋の片隅にある、扇風機みたいな形のハロゲンヒーター一個では、寒々とした部屋を暖めるには少々の無理があるようだ。冷え切った両手の指先を毛羽立ったスウェットの太股の間に挟んで、とりあえずの暖を取る。
「ふぅ……」
 僕は、腿に手を挟んだまま、椅子の背もたれに背中を預け、大きく伸びをした。
「今年も書いてばっかりの一年だったなぁ……」
 この僕が、商業ゲームのシナリオを書くなんてなぁ……。
 で、去年の大晦日は、LoveBに投稿する小説を書いてたんだっけ……。
「……はぁぁ」
 自由業には盆も正月もない。仕事があろうがなかろうがなかろうが、ただただ作品を書くのみ。
「で、今年も結局『おひとりさま』脱出ならず、かぁ……」
 ため息交じりに、この日何度目かの愚痴を口に出した時だった。

 ♪~

 パソコンデスクの傍らに置いていたケータイが、突然冷え冷えとした静寂を破った。
 この軍歌調の着信メロディは……飛流大学の応援団団歌だ。
 ケータイを開くと、画面にはむさ苦しいひげ面のおっさんの写真が映っていた。
 いや、「おっさん」は失礼か。こいつは、男の僕が生み出した、大切な可愛い「息子」たちの一人、安岡大吾なのだから。
 腿から手を抜いてケータイを取り上げた僕は、テンションの低い声で電話に出た。
「大吾、久しぶり。元気でしたか」
『げ、“元気でしたか”じゃないっ、飛田ちゃん!』
 ケータイから大吾の野太く、野郎臭い声が響いた。大吾の口調はいつもこんな感じなのだが、なぜか怒気まで含んでいる。
『おいっ、俺と田上ちゃんの話はあれからどうなっとるんだっ!! ついに年を越してしまうだろうがっ!!』
「……っ」
 鼓膜に突き刺さる胴間声に、一瞬耳がキーンとした。きっと大吾のことだから、キスをせんばかりにケータイに口を近づけて、唾を飛ばし怒鳴りちらしているのだろう。
「すまないけど大吾、もう少しだけ待っててくれませんか」
『駄目だっ、もう待てんっ!』
 そっけなく返した僕の言葉が、燃えさかる大吾の激情にさらに油を注いでしまったようだ。
『これまでずーーーーーーっと、あの続きを待っとったんだぞっ! 一体俺はいつまで待っとればいいんだっ』
 次々と浴びせられる大吾からの“尋問”に追いつめられた僕は、言葉に詰まる。
「そ、それはぁ……」
 すると、それまでのトーンから一転して大吾の声が急に小さくなった。
『田上ちゃんと会えない日が何か月も続いて……、な……何度せんずりで枕を濡らした夜が続いたことか……』
「……。大吾、落ち着いてよく聴いてくださいね」
 スルーして、僕は続ける。
「大吾も知っての通り、僕は今、商業ゲームのシナリオを書いています。この作業を何よりも最優先しているので、大吾と勇一の話も後回しになっているんです」
『な……なんで俺たちの話のほうが先なのに、後回しにされにゃあならんのだっ』
「このゲームには、僕だけじゃなくていろんな人たちがスタッフとして関わっています。だから、僕だけの都合でシナリオを遅らせるわけにはいかないんです」
『そ……それはわからんでもないが……』
 今度は大吾の声が詰まり気味になる。
『だとしても……ちょっとくらい、俺たちの話を書く時間だってあるだろが……』
「小説と違ってゲームというのはいろいろな展開があって、シナリオを書き上げるまでにかなり時間がかかるんですよ。――だから大吾には申し訳ないけど、まだ空き時間を作ることが……」
 その後の言葉が見つからなくなった僕は、そのまま沈黙した。
『う、うむぅ……』とうめいたきり、大吾もまた黙り込んでしまった。
 しばらくの気まずい沈黙が続いたのち。
『ひ、飛田ちゃんは……俺たちよりも、その……』
 たどたどしく消え入りそうな声を、また大吾は口に出した。
「はい?」
『あ、葦沢っていう体育教師のヤツのほうを……ひ……ひいき、しとるんじゃ、ねえのか……』
「ひ……『ひいき』って」
 なーんだ、大吾のやつ、結局のところ亘武に嫉妬してたのか。
 三十越えたむさ苦しいおっさんが、他のゲームの、しかもBLのキャラに嫉妬するなんて……。
「……ははは、大吾ったら……」
 僕は思わず笑ってしまった。だがそれが、大吾には違った意味に受け取られてしまったようだ。
『わ、笑ったなっ、いま飛田ちゃん笑ったなっ!! や……やっぱりっ、その体育教師のほうが、俺たちよりも……』
 悔しげに絞り出された大吾の声から、ぎりぎりと歯噛みしている音まで聞こえてきそうだ。その剣幕に、僕はあわてて笑うのをやめ、フォローを入れる。
「そ、そんなことはないってば……。大吾も勇一も、そして、亘武も並木も、みんな同じくらい可愛くて大事な僕の“息子”たちですよ」
『いーやっ、その葦沢とやらや並木とやらのほうが俺たちよりもずーーーっと可愛いんだろうがっ』
「そんなすねないでよ……」
『もう……飛田ちゃんなんか知らんっ!』

 プツッ。
 ツーツーツー……。


「あ、キレた……」
 ケータイを耳から離しても、まだ鼓膜がじんじんする。
 今年の二月に『大吾、走る。』を発表してから、もうすぐ一年。大吾も勇一も、そして、読者の方も、当然ゲームが完成するまで、シリーズの続きを待ってくださっていると思っていた。
 だけど、いくらなんでも、さすがに待たせ過ぎなのかもしれない。
「いや、でも……僕だって『あんなこと』になるとは思わなかったし……」
 閉じたケータイを机の上に置き、僕は一人ごちる。
『大吾』は、もともとLoveBのために書き下ろした作品『一枚上手』が元になっていて、その後、同サイトと連動してこのシリーズは話が進むはずだった。少なくとも僕の頭の中では。
 しかし、僕の『クロイヌ』が掲載された五月を最後に、このサイトは「時間が止まったまま」だ。(なぜ、よりによって僕の小説が「晒された」ままなのか……。苦笑)
 そんな時にいただいた、この『体育教師極』のシナリオ執筆のお仕事は、無名のゲイ向けエロ小説書きにしか過ぎない僕にとって、またとない大きなチャンスだった。しかし、初めての商業作品、初めてのゲームシナリオ、これまでとは比較にならないぐらいの多くのユーザー……初めて尽くしのそれらに僕は戸惑いつつも、少し浮かれていたのかもしれない。
「どうすりゃいいんだろ……」
 背もたれに上半身の全体重を乗っけて、また大きく伸びをする。
「わっかんないなぁ~」
 わかんないけど……とりあえず、僕が今しなければならないことは、ゲームのシナリオを一日も早く書き上げることだ。
 僕はまた、椅子に座り直すと、キーボードの上に両手を置いた。だが――。
「……」
 だめだ。
 大吾のがなり声が耳について離れない。
「……はぁ」
 そして、口からはため息しか出ない。

 ゴーン……ゴーン……。

 あ、除夜の鐘が遠くで聞こえる。もしかして、さっきから鳴っていたのかな。
 パソコンの右隅の時計を見ると、新年、つまり午前〇時まで、あと五分だ。
「……あっ」
 僕はあわててテーブルの上のリモコンを拾い上げ、テレビのスイッチをオンにした。別に見たい番組があるわけじゃないけど、せめて新年のカウントダウンぐらいはしたいからね。
『――さあ、いよいよ新年まで一分ですよっ。みなさん、カウントダウンの準備はよろしいですか?!』
 テレビの中のスタジオで、増毛に成功した中堅のお笑いタレントが、ことさら大きな声で叫ぶ。すると、画面に「60」という文字が出て、59、58……とカウントダウンが始まった。
 椅子の上で、僕が固唾をのんで画面を見つめた、その時。

 ピンポーン

 玄関でチャイムが鳴った。
「……」
 何も聞こえなかったことにして、僕はテレビの画面を凝視した。
 だが、次の瞬間。

 ピンポーンピンポーンピンポーンピポピーンポーン

「って……誰っ!!」
 誰だか知らないけどこんな時間に突然やって来て、しかもチャイムを連打するその無神経さに軽くキレた僕は、部屋を出るとダッシュで玄関に向かった。
「すいません、いまちょっと立て込んで……」
 息を弾ませながら、急いで開けたドアの向こうに立っていたのは……。


(つづく)

※後で内容・表記を書き直す可能性もあります。
 そして、まだラストまで書いていません……(苦笑)。

期待しないでください(笑)。

2008年12月30日 15:45

 アクセス解析による、今月のサイト検索キーワードとそのヒット数。

 飛田流 16
 安岡大吾 7


 田上勇一も、橘洋平も、富沢駿もいる中、この事実を作者的にどう捉えればいいんでしょう……。
 これはもう、大吾に……してもらうしかないんでしょうか。

 というわけで。
「しばらくお待ちください」。


 そして。
 あまり期待しないでください(笑)。

 このところずーーーっとシナリオばっかり書いてきて、「そっち」方面の勘が完全に鈍っているので、はい。

なんどめだっ!!

2008年12月27日 11:35

 そろそろ世間は年末モード。テレビも特番ラッシュですね。
 特番と言えば、「WANDER STYLE」的に注目しているのが、『ビッグダディ』関連番組。
『ビッグダディ』とは、ガチムチ系のパパ「ビッグダディ」(←誰が命名したのかは不明)を一家の長とした大家族番組、といったところでしょうか。

 ちょうど去年のこの時期、当ブログでもビッグダディ関連の記事を書いています。


 この『ビッグダディ』の関連番組、とにかく「総集編」が多く、しかもやたらと長時間(去年の正月には6時間スペシャルが放送)。
 まさに、ドラマ『トリック』で有名な「なんどめだナウシカ」ならぬ、

「なんどめだビッグダディ」



 ちなみに去年のブログ記事の最後では、

> 次は、同日に放送する某局の長時間時代劇のように、10時間スペシャルとかやっちゃうんでしょうか。
> やっちゃったりして。


 と、軽い気持ちで締めていました。
 まあ、それは冗談で、いくらなんでも6時間が限度なんだろうな……と思っていました。その時は。

 で、2009年の正月。





ぶちぬきダディさん。

 痛快!ビッグダディ お正月8時間スペシャル
 2006年からの秘蔵映像でこれまでの一家を一挙大公開!!▽岩手から鹿児島・奄美大島への移住の裏側を振り返る▽4男4女と三つ子の成長記録&子どもたちのキャラクターを特集!▽元妻VSビッグダディの未公開映像も▽元妻の妊娠に揺れる家族▽赤ちゃんが誕生してから14人で迎える初めてのクリスマス&年越しを紹介!!(2009年1月2日・テレビ朝日にて朝6時から放送)







 やっちゃいました(笑)。 

めりくり'08

2008年12月24日 22:26

 はい、先ほど旅行先から帰ってきました。
「数日間、行方をくらますことにしました」と書いておきながら、結局連日更新しているこの驚愕の事実。

 昨日の朝出発して、翌日、つまり今日の夜帰ってきたのです。
 こちらの景色を見るために。

 これを見ただけで、幸せな気分になれましたよ。ボカァ。(=「僕は」)

 では、幸せのおすそわけ。












めりくり08。

めりくり08。

めりくり08。



 写真が小さいのが残念ですが、感動と幸せ気分が少しでも伝わったでしょうか?

 このイルミネーションのように、来年は『体育教師極』があなたの気持ちを明るくさせ、また、時には熱く萌えさせてくれますように。


 めりくりっ!!

遠足かっ!

2008年12月23日 09:09

 お菓子山盛り。

 旅行先に持っていくおやつ。

 ええ、普段はエロ小説&エロゲーシナリオを書いておりますが、それがなにか?

執筆の合間のちょっとした(?)小旅行

2008年12月22日 21:40

 だーってだってだってひ……いやなんでも。

 ものすごく唐突ですが、飛田は数日間、行方をくらますことにしました。



 まあ普通に言えば 小 旅 行 なんですが。



 なんでこの年末のく●寒く●そ忙しい時期に、と思われましょうが、前々からこのブログでもぼやいていたように、今年に入ってまとまった休みが一度も取れなかったんですよ……。
 で、シナリオも順調に進行している(?)こともあり、無理を言って2日間だけお休みをいただくことにいたしました。
『体育教師極』のスタッフのみなさん、本当にすみません……。
 帰ってきたらば、大晦日も正月もなく、またばりばりシナリオの執筆をさせていただきますんで。
 

 それでは、明日からとある街に行って来ます。
 幸せを探しに

“Say Cheese”?

2008年12月21日 11:21

 いまシナリオを執筆している『体育教師極』の中で、並木が写真を撮るシーンがあるんですけど、最初のシナリオでは飛田、こう書いてました。

並木「はい、チーズ」

 で、これを担当の方にお見せしたところ、「『チーズ』というのは少し古いのではないか」というご意見をいただきました。
 ハッと気がつく飛田流。
 い、いまのヤング(笑)たちって、写真を撮るとき「チーズ」って言わないの……?!
 

 このように、ちょっと気を抜くと、飛田のおっさん臭がシナリオについ出てしまうので要注意です。
 まあ、心はいまでも乙女少年のままなんですが。(←ガキのまま成長していないとも言う。苦笑)

体毛と乙女

2008年12月20日 22:41

 おかげさまで……と僕が言うのも変ですが、『体育教師極』の情報があちこちの雑誌で取り上げられています。

 まずは、ゲイの方ならほぼ誰もがご存じであろう、あのBadiの2009年2月号。
 そして、B's-LOG2009年2月号。こちらは「乙女のための最強ゲーム誌」だそうです。

 現在書店で発売中の両誌に、当ゲームの情報が掲載されています。
 前にも書きましたが、このゲームはBLレーベルではありますが、ユーザーを女性だけに限定していないため、このようにゲイ雑誌でも扱ってくださったのかな、と思います。

 なお、一部にはこのゲームが来春発売予定と書かれているものもあるようですが、正確にはまだ発売時期は未定です。申し訳ありません……。
 って、僕が謝るのも変ですが。

 そして。
 小説を投稿するよりも先に、飛田がシナリオを担当したゲームのほうが先にBadiに載っちゃいましたね……(しみじみ)。
 いや、本当に人生とはわからないものです。


 で、そのBadiでの『体育教師極』の紹介コピーは、


 体毛オプション付きエロゲーム


 さすがに真性乙女の方たちとは違った、実にストレートな目の付け所ですね……。

開かれた無限の空間で

2008年12月19日 11:12

 昨日の深夜、拙作『閉ざされた闇の中で』『闇の荷物』スピンオフショートストーリー)の前半を収録した無料体験版をサイトにアップしました。
 デジケットさんなど同人ダウンロードショップ扱いの商品でも、随時無料体験版をアップ予定です。

 で、ショップの作品紹介欄で、一部変えた部分があります。

 旧 エロシーンは少なめ。
 新 十三年前の馨の精○シーンを収録。


 う……嘘はついてないんだからね……ッ!

BLとリアルゲイの狭間で

2008年12月16日 16:13

 これまで何度か書いてきましたが、飛田がシナリオ担当として参加させていただいているゲーム『体育教師極』は、レーベル的にはBL(ボーイズラブ)のカテゴリーに入れられます。
 で、BLというと、なんとなく女性向け、という印象があるかもしれません。実際、ウィキペディアによると、

 ボーイズラブとは日本における男性同士の同性愛を題材とした女性向けの小説や漫画のジャンルのことである。10代の少年(特に美少年)同士の間での恋愛を指す言葉であり大人の男性同士の作品はメンズラブと呼ばれる場合があったが、最近では広い範囲で「女性向けの男性間同性愛」を指す。

 ということだそうです。

 しかし、この『体育教師極』に限って言えば、体育教師という逞しいキャラクター、そして、シナリオ担当者(飛田)が、ゴツくてむさ苦しい男たちがよく登場するゲイ向けアダルト小説をこれまで書いてきた、というところが、一般的なBL物とは少し(かなり)違うかもしれません。

 エフジーさんの広報ブログでも触れられていましたが、このゲーム、エロ度に関しては、かなり高いです。とにかく、エロのシチュエーションが豊富というかてんこ盛りというか、も の す ご いことになっていますので。
 その点では、ゲイ男性も充分に楽しめる内容と言えるでしょう。
 まあ、飛田のシナリオはともかくとして、一流の声優さんがあえいでくれるはずですから(←声優さんについてはまだ飛田にもわかりませんが)。
 もちろん、美麗で華麗でかつ過激なイラストもぜひお楽しみください。 



 あ、ウィキペディアの続きにこんなことが。

 ボーイズラブの作家には青年漫画で活躍している作家や、少女漫画家として活動する作家もいる(ペンネームを変えている場合もあれば、同じペンネームを使っている場合もある)。一部にはゲイ雑誌で活動する作家もいるが、この場合は大抵ペンネームを変えている。

 ……え゛?
 そ、そうだったの?(←堂々と同じペンネームを使ってる人)

Long long ago…….

2008年12月13日 16:05

 前の記事でお知らせした『体育教師極』の専用ページにはスタッフの一人として、飛田の名前が書いてあります。
 LoveB(LoveM)の時もそうだったんですが、自分の名前が出ているのはうれしいというより、どこか気恥ずかしいですね。


 ずーっと昔。
 僕はノンケものの、つまり一般的なアダルト小説を書いていたことがあります。
 あ、プロと言うことではなく、素人による雑誌投稿という形でですが。
 まあ、「小説」と言っても(今よりももっと)ひどい出来のもので、しかも書いた本人がその下手さ加減を自覚していないまま、カキまくっていたのでした。

 当時の僕は、(お金はないけど)暇だけはたっぷりあったので、訳知り顔で毎週のように男女のエロ小説もどきをせっせと書いて出版社に送りつけていました。
 下手な鉄砲もなんとやら……だったのか、その雑誌にはそこそこ拙作を掲載させていただいた記憶があります。

(もしかして、もしかしたら、これで小説家への道が開けるかもしれない)

 そう思いかけていた矢先、その雑誌の読者投稿企画が終了しました。

 そして、それきり。

 どこからも、誰からも連絡が来ることもなく、僕はまた一般人に戻りました。
 というより、最初から一般人の域を越えていなかったのでしょう。

 その後、しばらく僕は小説を書くのを中断しています。

 当時の僕は、「小説家になれる人は、特別なコネとか才能があって、一般人で凡才の僕にはきっと無理なのだろうな」と思っていました。

 それからまたしばらくして、「LoveB」というゲイ向けアダルトサイトを偶然発見しました。
 男性の(エッチな)ヌードを扱っているこのサイトでは、その他に、小説・マンガを募集しているとのこと。
 それまで僕は、一切ゲイメディアに関わったことがなかったので、ペンネーム(ハンドルネーム)ではあるけれど、自分の性的嗜好を明らかにして小説を書くことに、それなりのためらいはありましたが、もうそんなことも言ってられない経済状況だったので、「えいやっ!」てな感じで担当の方と連絡を取り、なんとか採用していただくことになりました。

 で、しばらくはLoveBさんに拙作を数作掲載していただき、さあ、これからもっと頑張ろうと思っていた矢先、同サイトがみなさんご存じの状況に……(大汗)。
 でも、また小説を書くのを止めるのは嫌なので、個人で小説のダウンロード販売を始めたんですよね。

 それからまたしばらくして、今回の『体育教師極』のシナリオのお話をいただきましたが、お引き受けするのに、けっこう迷いました。
 僕、ゲームなんてやったことないし、ゲームシナリオも書いたことないし、ましてBL風味(筋肉キャラが多いことからもおわかりのように、完全にBLではないとは思いますが)のストーリーなどどう書けばいいのか、まるで見当が付きませんでしたし。
 でも、また今回も経済的事情により、お引き受けさせていただきました(苦笑)。

 もしかしたら、これで商業の仕事は終わるのかもしれません。
 ですが、前からここで書いているように、小説はなんらかの形で書き続けていくのだと思います。
 また経済的事情に流されて、もしかしたらBL作家になっちゃうかもしれませんけど??


 これからのお仕事予定はまだ未定ですが。

 かつて、小説を書きたくても、技術的に・精神的に書けなかった時代があったこと。
 ノンケもののエロオンリーの小説を書いていて、「どこか違うなあ」と思っていたこと。
 小説家への夢を一度はあきらめ掛けていたこと。
 LoveBに小説を発表していたことが、シナリオのお仕事の依頼につながったこと。
 仮にどこの出版社からも相手にされなくとも、今は個人で小説を発表・販売ができる時代であること。

 そのことは忘れずに、今後もしぶとく小説を書いていければ、と思っています。



 執筆にけっこう時間が掛かりますけど。

「亘武」と書いて「のぶ」と読む

2008年12月11日 15:57

 というわけで、『体育教師極』の専用サイト、見ていただけましたでしょうか。
 もんのすごいことになってましたね。

 椅子に座って不敵な表情を浮かべているのが、並木浩輔(なみきこうすけ)、その後ろで全裸(!)で立たされているのが、葦沢亘武(あしざわのぶ)と言います。(白Tシャツで笑顔を振りまいていた彼)
 亘武は体育教師で、並木は男子学生という関係です。
 みなさんは、このイラストからどんなストーリーを想像されたでしょうか。

 それについては、追い追い(言える範囲で)語っていきたいと思います。

さあ、ゲームの始まりだ。

2008年12月08日 19:13

 長らくお待たせいたしました。(あ、小説のほうじゃなくて……むにゃむにゃ)
 エフジーさんのサイトで、本日、『体育教師極』(シナリオ・飛田流)の専用ページがオープンしました。(エフジートップページからバナーをクリック)
 ついに、「白Tシャツの彼」の名前と職業が明かされます。

 まあ、タイトルがタイトルなので、彼の職業はもうお察しがついていたでしょうけど。


 そして、エフジートップページでは爽やかな笑顔を振りまいていた彼が、『体育教師極』の専用ページではいきなり大変なことに!!
 飛田が初めてこのイラストを拝見したときは、度肝を抜かれました。いや、本当に。


 ぜひぜひ、ご覧くださいませ。

初めての……?

2008年12月06日 17:40

 勇気を出して……。
 初めての露出に挑戦してみました。



 もっこり(笑)。



 はい、飛田のあの部分のアップです。
 太股の色が異常に白いように見えるのは気のせいです。










 すみません嘘です。
 そんな神をも恐れぬ暴挙などできるはずもありません。
 


 えーと、本日は、冬物の衣服を補給しに、カジュアル衣料のお店に行って来たんですけど、写真はそこの下着コーナーにあったマネキンさんです。

 それにしても、露骨なほどのエロいもっこり。
 最近のマネキンは、ここまでもっこりさせてるんですね。
 どうせならもう少し精巧に、あの部分も……いや、なんでも。


 本当はこの魅惑の膨らみにぜひ触りたかったんですが、さすがに人目があるので、それは止めときました。


 ※あと、この下着の色については、スルーということで。

新事実発覚

2008年12月05日 11:51

とある『小説の書き方』より。

ヘミング……。


そ、そうだったのか……。


って、パートナーのいない人はどうすれば……。

ハ……ハッ●ン場、とか……。(ごくり)

体育教師・初お目見え

2008年12月03日 09:08

 BL系の雑誌・『Cool-B』2009年1月号(12月4日発売)に、飛田がシナリオを担当している18禁ゲーム『体育教師極』の紹介記事が掲載されるようです。
『体育教師極』がどんな内容のゲームなのか、いち早くお知りになりたい方は、書店にGO!(今日行っても、まだ置いてないでしょうけど)


 なお、この雑誌は「女の子のための最強BL&乙女ゲームマガジン」だそうですので、その点はご了承くださいませ。(野郎系の方は特に。笑)

二段落ち。

2008年12月01日 17:18

 今日から12月。
 というわけで、このブログもクリスマス仕様にデザインを変更しました。

 ええ。
 僕自身は、クリスマスに(執筆以外)何の予定もありませんが





 さて。

 エロ小説を書くしか能がない(最近はシナリオばかり書いてますけど)僕ですが、まだ執筆能力が不足していることもあり、時折『小説の書き方』という類のハウトゥ本を読んで勉強し直します。
 こう書くと、ご同輩(<エロ>小説を書いておられる方)に、「おいおい、商業ゲームのシナリオまで書いているくせに、まだそんなの読んでるのかよ」と顰蹙(ひんしゅく)を買うかもしれませんが、僕、小説を書き始めた時期がかなり遅かったので……。
 なにしろ、LoveBに投稿するまで、まともに小説を書いたことがなかったんです(汗)。

 今になって、焦りながら小説の勉強をしているのですが、僕の場合、ジャンルがジャンルだけに、ちょっと困ったことがあるのです。
 世に普通の『小説の書き方』の本はそれなりにありますが、それが『エロ小説の書き方』になるとなかなかないのですね。
 まして、『ゲイ小説の書き方』なんて本は、見たことも聞いたこともありません。

 いやしくもエロ小説書きを名乗っている以上、もちろんエロ小説・ゲイ小説も拝見しますが、エロ小説のハウトゥ本もあれば、なるべく目を通すようにしています。

 で、昨日、イーブックオフという、ネットで古本が買えるサイトで、それ系の本を見つけました。
 しかも、3点の商品をクレジットで購入すると、送料(通常300円)が無料になるというキャンペーンを12月1日まで実施中とのこと。

 これはお得! しかも、明日まで!!

 というわけで、飛田夢中になって探しましたよ。一緒にまとめ買いする本を。

 そして。
 気がつくと二時間経過

 やれやれと、購入手続きに入ったものの。
 画面上では送料が無料になってないんですね。
「……ん?」と思い、もう一度キャンペーン告知ページを見直すと……。


   但し書き。


 ……え゛?



 あわてて「カート」の中の商品を見直してみる。

 全部単行本(汗)。

 やばいやばい。
 あわてて購入手続きをストップ。

 そして、翌日提出予定のシーンをまだ書き上げていないことに気付き、しばし呆然。



 翌日(つまり今日)。
 あらためて、キャンペーン告知ページにアクセスしてみると。


   延長。


 ザ・二段落ち。


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